料理教室 in 練馬に二人の新人!

最近 料理教室 in 練馬に二人の新人が加わってくれました。主宰・倖三はとってもHappy!
いろいろな事情から平日の夜に開催している、この教室にはお勤めの方が何人いらして下さっています。
ということは・・・残業などで参加者が安定しない悩みを抱えていました。ところが。今回の新人さんは二人とも家庭人で、時間の自由度が高い。嬉しいことです。

又、その中の一人は、茶道も嗜まれておりまして、我が家での裏千家の茶事にも興味を持って下さるという。
金曜の夜の「料理教室 in 練馬」では、一般的な家庭でつくる料理を取り上げているのですが、年に5〜6回
催される「茶事」(裏千家・表千家があります)で職人・倖三が作る懐石料理は又、別物です。
参加者は、一日前の準備の日に倖三の台所を“見学”・“手伝い”をすることが出来るのです。
これが、他では滅多に経験できないことでして、大好評。

新人さんは早速、直近の茶事の準備を楽しみにして下さっています。
こうして、倖三とその連れ合いが最も楽しみとしている「茶事」に心を寄せて下さる方が、周囲に増えてくれるというのは、本当に有難く嬉しいことです。

 

表千家 茶道教室

“結”での表千家流茶道教室は、初心者が対象です。
まったく初めての方、歓迎。 また、「昔、ちょっと習ったの。でも中断して大分の時間がたった。
少し身辺も落ち着いたし・・ もう一度、お茶もいいなぁ」という方、歓迎。
最近、嬉しいことがありました。とても年若い(10代に入ったばかり)と、20代真ん中の
男の方が参加! いいぞ、イイゾぉ、なのであります。
当今、お茶・とは女のものと思われておりますが、元来は男性の専売特許だったもの。
お稽古の雰囲気もとてもキビキビして来ました。
どうぞ、覗きにいらして下さい。

現在、原則として水曜日に稽古をしています

当HPからお問い合わせ下さい。

倖三の室礼教室

倖三の室礼教室 in 練馬 2014.6.10.(火)13:00〜

  「夏越の祓」

 
6月30日は一年の半分が過ぎる日、ですね。この日には神社に設営された「茅の輪」
をくぐり、紙を切り抜いたり、藁で造った「人形(ひとがた)」を川に流して穢れを祓う
ということが行われました。
それに因んだ室礼を致します。 遊びにいらして下さい。
(お申し込みはこのHPから)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「室礼」というのは、「しつらえる」から来た言葉で、ちょっと耳になじみのない

響きかも知れません。が、ほんの少しの工夫、アイディアで、日々の暮らしをバッと

明るくしてくれるものなのです。

日本にある、豊かな伝統。親たち、おじじ様・おばば様が嗜んできたちょっとした

日々の暮らしの中のおしゃれを思い出しましょう。

その折々の飾りを見に来て下さい。

そして、そこは料理人のことですから、仕立てた飾りにちなんだ簡単な料理を一品

こしらえましょう。ご一緒に。

そんな楽しい教室です。ご参加をお待ちします。

会費・約束事などのお問い合わせは このHPから。 

湯木美術館春季特別展を見る

                                   (文責・京子)
湯木美術館は大阪の名料亭「吉兆」の創業者・湯木貞一氏が収集した茶道具を中心とした名品のコレクションで知られています。
今月・2014年5月は大阪での仕事が多く、また嬉しいことに仕事と仕事の合間に自由な時間がある、という幸せな仕儀となりまして。思い立って「海を渡って来た茶道具」というタイトルの春の特別展を見て来ました。副題に「名物記・茶会記に現れた唐物・南蛮・高麗」とあるのにも惹かれたのです。

湯木美術館はスペースとしては小さいのですが、それ故に心静かに器たちとの会話を楽しめる、まことに贅沢な空間です。
私が訪れた、5/9金曜日の開館間もない時刻は、勿体ない位の静寂がすっぽりと場を包み込んでくれていました。
誰にも何にも煩わせられないで、好きなだけ時間をかけてお道具を見つめ尽くしていられるのは素晴らしい時間。

⁑東山御物(ごもつ) 古銅桔梗口獅子耳花入
          これはガラスのこちらからでも「薄いなぁ・・」と嘆声を漏らしてしまう優美な姿をしていました。
          耳である獅子も実に精巧です。
⁑「砧青磁管耳花入」 何という色合いだろう、と思います。姿も美しい。
⁑小堀遠州が持ち、近代の大茶人 益田鈍翁が愛でたという、伝来も華麗な「唐物朱四方盆」
⁑そして、建盞「禾目(のぎめ)天目」。南宋の時代といいますから、12〜13世紀に中国で焼かれた茶碗を21世紀の日本で
 目にしている不思議さ。

 面白かったのは「尉か髭」という銘がつけられた茶壺(蓮華王印)です。これはガラスケースの中でゆっくり・ゆっくり
 回転しており、ある部分に大きな釉垂れがありまして、これが「尉(中国で謂う・おじいさん)の髭のようだ」というのです。
 命名者は、表千家八代家元・啐啄斎。茶道具の「銘」というのは、私どもお茶を学ぶものにとってはとても楽しい世界なの
 です。私はなくなった母と、よくいろんなものに二人だけで「ご銘」をつけて遊んでいましたっけ。
 それにしてもこの「銘」には「フムフム、なるほどねぇ」と一人でにんまりしてしまいました。
この美術館には、とても優秀な学芸員がおられるらしく、一つ一つにつけられた解説がとてもいい。私のような「物知らず」
にも、興味を引き出してくれるように書かれているのです。さぁ、メモ・メモ! その時は書きまくって来たつもりでも、
時が過ぎればあっという間にそれらのことは天空に四散してしまう、情けないオツムの持主なのですが、でも、その時は
ほんとにドキドキ、わくわく楽しいのです。

 後半の展示替えでは、唐物茶入「紹鷗茄子」が出るという。幸い、6/6〜6/29の間にもう一度大阪へ行く用事があるので、
 これは見逃せない、と考えている。
 私は「目利き」には全く程遠い者なのですが、唯、じっと美しいものを見ている時間が好きなんです。

 こうして考えると、日本はいい国ですねぇ。こんなにたくさん、観るべきものがあり、一般の者がそれを見せて頂けるのです
 から。


 

料理教室 in “結” の さまざま

  田町でもう長いこと致しております教室は、男女の比は断然女性が多いのです。勿論、熱心な男性会員もいてくれて、楽しくやっておりますが。

一方、練馬の“結”での教室は、大体が金曜の夜(時には参加者のご希望で曜日が動くこともありますが)という、「明日から週末」の気楽さもあってか、 不思議と男性参加者が多いのです。いわゆる「団塊の世代」・・悠々自適の世代もあり、現役バリバリのお勤め人が、結構休まずに通って下さっています。有難いことでして。

男の方が料理を、というのには大きく分けていくつかの動機がありますナ。
1. 元来、料理が好きな人。 好きが嵩じて、食物関係の仕事に転職してしまった人さえ
  います。

2. 奥様が忙しい仕事をお持ちで、「男子厨房に入らず」では、自分も子供も困ってしまう。
 これは自分も料理をせざるを得ない。という人。こういう真面目なひとは、始まりはそう
 だったのが、やっているうちに結構腕を上げて、家族だけでなく友人・知人にもその腕を
 知られるようになり、ますます面白くなってしまう。
 
 こういう人は「前回ここで教わった料理、OOの集まりが自宅でありました時に出しまして 
 ね、評判よかったですよ。味付けをこう工夫しましてね・・」なぞと、私を喜ばせてくれ
 ます。

最近での面白い「弟子」は、外国人なんです。さる国のプロの料理人さんが、東京に住んでいるうちに、日本料理を本職から習って置きたい、というのです。外国暮らしの長い友人からの紹介。

今、ヨーロッパの日本食ブームはなかなかのものです。国に帰ったら、本来の自分の得意分野に加えて、領域を広げておけば、又仕事上に新しい展開が・・と語る若者を見ていると楽しくなりますよ。
「まずは寿司を教えてくれ」と言いますから、魚のおろし方から伝授。西洋料理と和食では、包丁からして違いますから、最初はお互いに「おやおや!」ということもありましたが、そこは先方もプロですから、料理のカンはいい。教えやすいですよ。

これもなかなか面白い経験。

とまあ、練馬の隅に暮らしていても、結構いろいろな仕事が飛び込んで来ましてね。
どうぞ、みなさん、一度お遊びにいらしてください。










 

倖三の料理教室 in “結”

我が家では、現在二つの料理教室が活動しています。
一つは、金曜日の夜。メンバーは、お勤め帰りの方数人と、一旦職を卒業して自由時間の多い方
1-2名。何故か男性が多いのが面白い。 
 大体、月の後半の金曜日、18:30からの開始です。

掲げました写真は「笹巻き寿司」
このような、普通の家庭の食卓に、いつ上ってもいいような料理が中心です。

近々今月の例会がありますから、また、近況報告を致しますが、ワイワイ言いながら料理をした
後は、試食・という名の酒盛りです。  いえいえ、それで終わる訳じゃぁない!
ちゃんと「はい、今日の料理の確認」ってんで、一つ一つの作り方ポイント、メモしておいて欲しい
ことの確認を致します。 メンバーは皆、熱心で、せっせとノートを取っている。

 各人、工夫のノートが積み重なっていくのを見るのは楽しいですナ。

一度、覗いて下さい。
    
   2014.5.19. “結”  亭主  倖三

  
  次回のお知らせ  2014. 5.30.  18:30 開始
     (多少の遅刻は問題なし)
     場所:  東京都練馬区・
     最寄駅: 地下鉄・有楽町線、副都心線(2線乗り入れ) 
           「氷川台」駅下車 徒歩4分


 * 他に、月に一度、田町駅近くでも教室を致しております。
   次回は 2014.6.14(日) 13:00から。
   こちらもお問い合わせ下さい。
 
 →お問い合わせはこちら

次の茶事

   
       裏千家流 茶事教室 in "結"
 
 2014年7月6日の茶事を最後に、“結”での裏千家茶事はしばらくお休みを頂いてしまいました。
ご指南さま、飯島先生の名古屋ご本家でのお茶事がいろいろと立て込んでしまい、先生のご都合が
つかなかった為です。
ご本家では、暮れに「夜咄」を一度、更に「除夜釜」を二度、と大活躍の先生。ともに私・倖三が
懐石を担当すべく、名古屋へ助っ人に飛んで参ります。大変には違いないが、なんとも楽しみな
歳の暮れ。

 とは言え、東京のメンバーたちも「センセー、次はいつですかぁ??」と首を長くしています。
 新年、2015年からは又、これまでのように隔月の開催を目指します。

 皮切りは 2月1日の「初釜」から。参加ご希望の方、又 詳しいことをお知りになりたい方は
 当HP{お問い合わせ窓口}からどうぞ。

 人数が揃い次第締め切りますので、お申し込みはお早めに。

今月の“結”

倖三の料理教室 in 練馬   2014.12.12. (金)18:30〜
  最近嬉しい出来事がありました。 練馬教室に新しい仲間! それも、新橋に店のあった時代の
お客様が「あ〜ら、倖三さんがそんな楽しい教室を?」と訪ねてくれました。
元々、楽しい集まりだったのが、一層の弾みがついて。

スペースに、まだ幾分のゆとりがあります。 一度、覗きに来て下さい!


倖三の料理教室は、現在2か所で開催しています。

「in  練馬」は、“結” の本拠地・練馬のスタジオが会場。
地下鉄・有楽町線と副都心線の2線が乗り入れている「氷川台」駅から
徒歩4分。大体、月の後半の金曜日開催。

エプロンと「試食」で食べきれなかったものを入れるためのタッパウェアーを
ご用意の上、お出かけ下さい。
誠にアット・ホームな雰囲気の中、和気藹々の教室です。
出来上がったら、ビールに(時には)ワインも加わっての試食会。
「はぁ〜い、復習しますよぉ」倖三センセの号令一下、各皿のレシピの復習。
家に帰って必ず作ってみて下さいよぉ! ここで食べて、満腹して、ついでに満足
してはいけません。 大切な人に食べさせて、「う・わぁ〜お、美味しかった“ご馳走さま”」
を聞かなくちゃ! それこそが料理の醍醐味。といった按配。

倖三の料理教室 in  田町  2014.11.30.(土)13:00〜
 会場:   JR 田町駅から徒歩3分


こちらは週末・または祝日の午後1時から。
二つの教室とも、会費・詳細についてのお問い合わせはこのHPからどうぞ。
 

秋田は男鹿での料理披露

倖三の故郷・秋田県男鹿市で料理披露!
 農林水産省の肝煎りで、男鹿で「地域活性化・食材を活かし、人を育てる」プロジェクトが
行われました。縁あってこれに招かれ、腕をふるってまいりました。
こうした催しは、いわば「落下傘部隊」である我々よりも、現地にいて、常々の人脈を作り、暖めて
いてくれる「準備・実行部隊」の力が絶対に大きい。 今回は最高の地元部隊「男鹿海洋物産」社長・
笹渕健一氏のご助力によって成功が導かれました。
彼が早速にご自身のHPに素敵な写真付きでご紹介下さっているので、転載させて頂きます。


2月11日 

   きょう13時秋田着で「佐藤倖三」さんが来る。そのまま「きららか」(ご当地、又 東京からのお客に、
  倖三の料理をたべてもらう会場を提供してくれたホテル。その絶景は特筆に値する!!)
まで直行、調理場の
  面々と打合せに入る。
   きららかへの途中弊社(男鹿海洋物産)に立ち寄り、仕入れた「アンコウ」「活ズワイ」「生ハタハタ」
  「甘海老」を見ていただく。今回アンコウは大きいが、残念ながら「肝」が小さい。現状に合わせ料理の
  構想を練るだろう。
  その40分後きららか到着そして打合せなので、頭脳はフル回転だろう。

   「ホテルの厨房はオーナーが料理長になるべきだ」が佐藤さんの持論。観光でお客様が第一に求める
  のは「料理」それから「おもてなしの心遣い」だろう。
   さて料理だが、オーナー料理長であれば喜んでいただけるよう材料を吟味し、作りを工夫し、さらに盛付け
  など揺るがせにすることはない。派遣された料理人とはこころ構えが違う。 
   佐藤さん曰く「オーナーが料理長のホテルや旅館は流行ります」。

   そういう意味で男鹿の民宿の評判は上々だ。家族総出の経営で、もちろんご主人が料理長。腕は二の次、
  そのかわり鮮度抜群地元の魚。さらにボリュームがあるので食べきれないほどお膳に上がる。これはこれで
  お客様の満足を得られる。素朴でもいいじゃありませんか!

   打合せには私も立ちあいます。どんな言葉で料理人に話しかけ、「構想」を伝え「段取り」に入るか、一流
  とはなにか堪能させていただきます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2月12日

佐藤さん、「きららか」の支配人、料理長と初対面。名刺を交換し早速メニューの打ち合わせに入る。

これが人を圧倒しないんだ、ひとを緊張させない。自信のなせる技といったところか・・私と似てる。
さりげなく意見を引き出し加味していく。
車さんという女性がアシスタント。佐藤さんの構想を「絵」にしてノートに書き込んでいく。なるほど・・。
盛り付けの構想を練る材料にする。ひとつひとつの料理がどんな器に盛られるか楽しみです。
「きららか」厨房にて

    蕪を繰り抜いてます。地味な作業をキチンと・・。
    一方、私の作業は、12日早朝から始まった。鮟鱇をボイルし、重石をかけて脱水。肝もボイルし冷却。
  
2月13日
ボイルしたカニの身を剥いたが、納品時間9時に間にあわない。仕事途中できららかへ。
調理場へはすでに佐藤さんが入っていた。
「カニの身全部フレークでもいいですか?」フレークは簡単にできるが、見栄えしない。

   これは出来上がってお客様に出したところの写真です。
  左下が脚を丁寧に剥いたので赤みが残る。
   最初綺麗にできないので佐藤さんに良い方法があるか尋ねる。ところで、調理場で佐藤さんでも
  ないので
   「佐藤さんを呼ぶにはなんてよんだらいいですか?」
   「そうだな・・親方がいいな〜」とニヤニヤしてる
   「おやぶんだと駄目?」とからかう。
   「関西だとオヤッサンだな〜」などとウンチク開帳、わたしは拝聴。
   おもむろに出刃で薄く殻を削ぐ。深く入れると赤みも削ぐので注意が必要。このへんは私も手慣れて
  いるので簡単にできる。ところが身がビッシリなので身を取ろうとしてもカラにへばりついて崩れる。
   親方の指示を無視して、ハサミで両脇を切り、慎重に箸で抜く。
   「親方上手くいったよ」と見せる。
   「ひとつ良かったと喜んでちゃ駄目だよ。あともその調子で頑張れ・・」
   親方に軽口叩いたら、包丁の峰でコツンとやられるところだろう。今のわたしは追い回しなので・・。
   (追い回しとは、一番下位で使いまわされることいわゆる小僧)
   え〜〜とですね、その後3〜4の作業工程を各人に指図して大変集中してるので、からかって
  いられません。

   「え〜〜と笹渕さん」
   「え〜〜と親方、だれもそんな呼び方しません、健ちゃんです」
   「・・・・・」
   遊んでいても緩みない職場・・いいですね〜〜。ただ厳しい場面でおちゃらけは、峰でコツン。

   そこへ、「笹渕さん、奥様が見えてらしたわよ」と、京子さん登場。
   「あの人は、社員です」
   「そういえば社長って言ってたわ。奥様にも社長って呼べと躾けてると思った」
   「いつも健ちゃんです。子供の前でもそう呼んでますので・・立場ないんだよな〜」
   「んま〜・・・」

   これもテーブルでの写真。
    ブリにしょっつるをスプレーし(しょっつるに「スプレー」が出来ている!驚き。京子メモ)
   
レモンを絞る。海老の上に二切れがブリ。ブリの切れ端を食べて塩梅をみようと同行のアシスタント
   車さんに指示する。順序を間違えた。「バカ違うだろ!」軽いカミナリ。
    全体に気合が入った。わたしやきららかの料理人を叱るわけにはいかないので、車さんが
   矢面に立たされる。車さんもそのへんの呼吸を知ってるので「すいません!」

    きららかの料理人の方々は興味津々と親方の指示を待つ。いつもと違う料理なので楽しかった
   と思う。
    佐藤さん曰く「スーパーで売ってる魚でも美味しく料理するのが料理人!」が身上。鮮度が
   落ちてきたものでも美味しくさせるのが・・・・なんだと思います?・・・・ソースなんです。
    メニューの中でソースを使ったものが6件、お探しください。多分ヨーロッパで取得したと思う。
   ただし、日本料理も出汁が命なので、ヨーロッパで学ぶのは容易かったのでは・・。後日聞いて
   みます。
    一番手前が家内。キャワイイ・・コホン。
    体験料理会を終えてから、「きららか」さんの料理人3人から会場においでいただいた。
   
    彼らへ感謝の措辞を述べ、それから感想をお伺い。口を揃え「勉強になりました」。
   彼らの協力がなければ、今回の催しはできなかった。まったく経験のない料理を手掛ける、
   手順の違う仕事に戸惑いながらも完璧にこなしていただきました。ただ感謝です。

  ここで京子チャンのひとこと。
  1999年から2009年まで、足掛け11年・7回に及んだ倖三とのヨーロッパ料理行脚の一コマを
  思い出しました。
  あれは2000年。フランス南西部、ボルドーから汽車で1時間ほどの街・ペリグーでの料理
  フェスティバルでのこと。
  イタリアはアドリア海側の景勝地・サン・ベネデットから来ていた料理学校の生徒たちが、とても
  素晴らしい料理と飾り付けをして客をもてなしました。 そうしたら、食事会がたけなわを過ぎた頃、
  だれからともなく「シェフよ、シェフよ、料理人たちよ」のコールが! そして、初めは料理人たち、
  そのうち、長い拍手に呼び出されて、ホンのまだ徒弟に入ったばかりの小僧たちまでが、横一列に
  整列して、お客様の拍手を浴びていたのです。 いい風景でした。
  10時間以上もバスに揺られてやって来たのだ、と後に
イタリアの、その学校に招かれて日本料理を
  教えに行った私たちは聞いたのでした。
 あの拍手で、そのバス旅の疲れも、おそらく前夜は寝る暇も
  なかったような激しい労働も、報われたのではなかったかしら。 人はお金という報酬だけでは、
  本当にいい仕事は出来ないのです。「美味しかったよ!!」「有難う」「君たち、いい仕事をしたね!」
  この拍手に涙ぐんでいた若い男の子のことを、十数年たった今、思い出しました。

  男鹿の料理人と徒弟の若者たちも、いい風景でした。
 
   
 2月13日 食の体験

   男鹿の食材を「懐石」でいただく催しをご紹介します。
  
    マイクを握ってるのが佐藤倖三さん、右が奥様の京子さん。京子さんは音楽の先生が本職
   ですが、旦那様の薫陶よろしく料理の世界へぐ〜〜〜っと傾斜。イタリア、フランスなどを
   日本食伝道師として旅をしました。マネージャーというところですね。
    男鹿の料理全般素材が新鮮で豊かなせいか、その部分を強調する傾向がある。つまり素朴
   なわけです。今回佐藤さんはさまざまな手法で味を別の角度で際立たせてくれました。
  
   前菜 
    「いぶりがっこチーズ乗せ」 いぶりがっこにカマンベールチーズを挟んだだけですがグー!
    「道明寺 椿もち」 椿の葉は佐藤さんが東京から持参。男鹿は雪に埋もれているだろうと・・。
         (男鹿は椿が咲く、日本での北限なんですってね。「椿」という地名もあります)
    「干し柿チーズ巻き」
    「蕪の酒盗射込」 くりぬいて器にしたものです。
    料理は視覚に訴えることも大事ですね。
  
   向附 「ブリと海老のしょっつる掛け  いよかんの器にて」
    お刺身にしょっつるを掛け、レモンを絞ってます。
 
   今回佐藤さんには、全部男鹿産の使用と縛りはかけていません。男鹿の素材を活かせるならば
  「チーズ」だろうが「いよかん」だろうが構わないと告げています。
   なお、今は時化が多く希望の食材が入手困難でもあり、時期になれば男鹿で水揚げされる魚でも
  OKとしました。ブリ刺しは太平洋です。 
  
   焼物 「鰰とアボガド きりたんぽ 甘酒ソース」
   ハタハタは焼いてあります。12月水揚げされたハタハタは脂が無く、焼けばかたくなりますが
  アボガドと甘酒ソースに絡めることで欠点が補われます。下のキリタンポは土台の役割。ソースが
  ピッタシだった。
   食べ終えて、隣人と話しをしてたら皿を下げられた。ソースを舐めたかった。
  
   進鉢 「蟹セルクル盛り かぶソース喰い」(「セルクル、って何ですか」との質問あり。
        英語でいうサークル。丸いもの・の意。料理の道具です。それに詰めてから抜くと
        きれいな円形の累積が出来る。便利な道具です)

   カニは「本ズワイ」で地域により「松葉」「越前」の冠がつく。かぶソースは前菜の蕪酒盗で繰り
  抜いた部分をソースにした。
  
  強肴 「鮟鱇肝ステーキ 玉子味噌漬け 肝味噌ソース 香草添え」
    美味しすぎて・・・。隣席アシスタントの車さんが、自分の皿をそっと私にくれた。できる女だ。
   なお、名前が道子さん・・「車道子」なるほど・・・職場では「寅さん」の妹で「さくら」の愛称。
  
   食事 「鰰寿司の笹葉包み 蟹リゾット」
    撮影のため開いたが、供されるときはくるまれている。左のリゾットは「本ズワイ」を剥いたカラで
   出汁をとった。
    車さんが、「今までで一番美味しい寿しです。帰りにお土産で買いたいのですが・・・」嬉しい。
  
  水菓子 「季に熟す実」
   お刺身で器に使った「いよかん」の身をほぐし、ヨーグルトで調整。口がすっきり。

   男鹿にお客様を呼ぶには、こんな料理を出せるレストランがあれば鬼に金棒と思われる。

夜。家に帰って。
家内が「いぶりがっこチーズ乗せ」を、わたしもできるからと食卓へ。佐藤さんからいただいた白ワインと
相性が良くて8個食べた。途中で一服と玄関で煙草を吸おうとしたら、いぶりガッコの臭いが鼻につく。
少し食べ過ぎと思っていたところに、電話が鳴った。
「あなたの地区が火事だと、防災無線で放送してるけど・・・」姉からだった。
道路に出たら、高台に火の手が見える。隣の家から運び出すものがあれば手伝おうと駆けつけた。

残念ながら火元の方が亡くなってしまった。とても穏やかな方で残念です。合掌
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2月16日    レストラン考

11時の「こまち」で佐藤さんが帰京。男鹿から車で秋田駅まで送った。車中、料理の話で盛り上がる。

男鹿市内には、魚を日中食べさせてくれるレストランなり食堂が殆ど無い。あってもグレードが低くて
お薦めするには躊躇するのが現状。胸を張れるお店があれば、昼観光に貢献できる。また素材頼りだけ
でなく、「料理の域」のお店があればと、市民全般が望むところなのです。
秋田市で「海鮮レストラン」を構える、同級生のようなお店があればといつも思っていました。車中の
話題はそのことでした。早い話が
「作ろう!3年の時間をかけ熟慮のうえやりましょう!」
意気盛んに。

「メニュー作りだけでなく料理経営にタッチしていただけますか?」
「もちろん!男鹿のためだったらなんでもするよ・・」と佐藤さん。

今回「きららか」で体験食事会に参加した面々は、佐藤さんの料理に直接触れたので、協力者を探す
のに手間暇はかからない。

同志探しから始めます・・民間活力ですね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2月18日   「友情」

昨夏、あるホテルから「料理長が辞めるので困っている。誰か知り合いはいませんか?」と連絡が
入った。まだ繁忙期なので困惑はたいへんなものだろう。

頼んできた方は取締役で料理全般の責任者。彼はここ十数年納入業者だけでなく、友人としても
大事な方。「食」を通じ肝胆相照らす時間を多く持ちました。お互いの信頼からお願いとなった
のでしょう。(以前別件でも解決したことがありました)
彼が困ってるなら、一所懸命料理長格の人材を探すことになります。これはわたしなりの友情。

あちこち連絡を飛ばしたが適任者が見つからない。ほとほと困りはて佐藤倖三さんに連絡を入れた。
「秋田に知り合いの料理人はいませんか?」
「東京の生活だったので・・・」

しばらくして電話が入った。
「私が行こうか?あなた頼まれて困ったんだろう。次が見つかるまでの繋ぎだけど・・」

私は佐藤さんの資料をホテル側に提示した。
「この方は料理の師範じゃないですか・・。わたしたちが逆立ちしても届かない地位にあるんですよ」

残念ながら佐藤さんの助っ人の件は成りませんでした。
「佐藤さんのあなたへの友情に応えられなくて、申し訳ありません」

佐藤さんは先輩であり別世界の人ですが、示してくれた友情を忘れることはありません。ともかく
今回男鹿の方々へ料理の紹介できたことで、少し胸を撫で下ろしています。
(倖三はとっても嬉しかったのです!有難う)

今朝の魁新聞に「佐藤倖三さん」の記事が載ってます。ご覧ください。

   今夜(2014.2.18.)6:15、秋田朝日放送の「県民ニュース」に、放映されます。ご一緒した
   「戸賀の番や」 昼食シーンも出ます。
これもどうぞ!

http://www.namahage.ne.jp/~kaiyobussan/sasimi.html
笹渕氏のご了解を得て、少々の編集を加えながら、転載させて頂きました。 ご厚意に感謝するとともに、
「文化伝承空間“結”」 倖三のプログをお読み頂いている方にも、男鹿の快男児のHPをお読み頂きたく、
アドレスを掲げました。お楽しみ下さい。 文責: “結” 副主宰 土田京子
  



  
 



 

今、南坊録が面白い!

 女房が熱中しております「南坊録」のことを書きたい、と申します。読んでやって下さい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
はい、ちょょっと紙面を拝借して。

皆様、「南坊録」という書物のことはご存じと思います。

私の母の師・数江瓢鮎子(ご本名・教一)先生が、この本の註解書を
校訂・出版なさっておりまして、母は長きに亘って先生の「南坊録講義」を学びに通っておりました。「あ、
予習しなくっちゃ。明日は南坊録だから!」と、華やいだ声でノートを広げていた母の姿を思い出します。私も一度だけ、学生の時に数江邸で行われた「南坊録講義」に連れていってもらった覚えがあります。(ご自宅で、というのは大変珍しいことだったようですが)

千利休の身近にいた南坊宗啓という人が、師の言行、そこから見える利休の思想、又、師と交流のあった人々とのやりとりや茶会の様子などなどを書き記したものです。
(学問的な説明は、私にはとても無理でして、どうぞ書物に当たって下さい。本当に南坊宗啓が全部書いたのか、とかいろいろ議論はあるようです)

 母が亡くなって、私の書棚に居場所を移した柴山不言著 数江教一校訂「喫茶南坊録註解」上・中・下3巻に着目したのは夫・倖三でした。「おまいさんは学問するのが仕事なんだから、せっせとお茶の稽古に通うん
なら、お袋さまの勉強好きも引き継いだらどんなもんだ。折角あんな立派な本があるんだから」と。

「いやぁだ、南坊録ってのは、何だかやたらと難しいものらしいのよ。私なんかには無理、ムリ!」と相手に
ならなかった。
そうしたら。コンゾ君たら、自分のお茶の先生に言いつけたらしいんです。「女房のヤツ、最初から諦めて勉強しようとしないのはけしからん」と。そうしたら、先生が「いい所があるんですよ、南坊録を講義なさっているクラスが」と教えて下さった。

ここへ夫婦で行って見ました。しかし、日時とかいろいろ都合がつかずに間もなく挫折。 しかし、世の中
「知りたいの〜!」と旗を揚げておくと「ねえねえ・・」と教えて下さる方があるものでして。
現在は、場所的にも時間的にも通えて、しかも講義の内容が素敵な先生に出会えました。通うこと3年。

そうこうするうちに、「私たちは時間の都合で通えない。(お勤めをしておられる仲間たち)京子さんの仲立ちでいいから、どんなお講義を聴いて来たかを教えてよ」ということになった。
つまり「受け売り」をせよ、という訳です。最初はご辞退しました。
だって、あつかましいでしょ?学識高い先生のおっしゃったことを、私が正確に理解し、受け取ったかどうか
自信がない。何年かして「あ、そういうことだったの」っていうことはとてもたくさんあるものですから。そうしたら、仲間は有難い。「教わったことをしゃべってみると、整理される、ってこともあるじゃない?私たちはそれをきっかけに本を読んだり、もっと調べたりするから大丈夫よ、やってみて」と言って下さる。

そして、わが“結”における「受け渡す会」も30回を越えました。
しゃべらせて頂く私も、聴いてくれる仲間も随分慣れた。
そして、ますます面白くなっています。

 最近(と言っても初版は2009年)素晴らしい本が出版されました。
私の大尊敬する熊倉功夫先生の「現代語訳・南方録」。
(この本の表記は南坊録、と南方録との説があるとか。)
この本は実に読みやすい。私のような素人の理解を助けてもらえること、夥しい。有難い本です。

 それで今では、私が仕入れてくる某先生からの講義録と(これもまた、実に興味深いことを沢山教えて下さるのです!)熊倉本を読むことと並行して勉強している。

 お茶の勉強の醍醐味をつくづく感じています。
そして、飽きずに一緒に勉強してくれる仲間の有難さ。それぞれにご自分の出会った本や、展覧会からの情報
などを交換し合って「へぇえ〜、そうなのぉ」と。
 
まだ幾人か、仲間をお迎え出来ますから、興味のある方はお問い合わせください。

  
 所:      文化伝承空間“結”  東京都練馬区
 次の開催日:  2015年 1月10日(土)17:30より
 参加費:    2500円 (倖三手製の軽い食事付)

 
               文責・  佐藤(土田)京子
 
 


 


カレンダー

1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< July 2018 >>

最近の記事

カテゴリー

月別記事

倖三の本

こちらもどうぞ

ブログ内を検索

モバイル版はこちら

qrcode