はじめまして・ブログ第1号!

懐石の内「八寸」大分前にHPを作りましたが、やっとそれに続く、ブログを書く段取りになりました。

「文化伝承空間」なんて、ちょっと
いかめしい呼び方を考えたのは、
われら夫婦の運営する各種の催し・教室が、あまりに多岐にわたって
いるので、「これ」という呼び名を考えられなかったからなんです。 
HPをみて頂ければわかりますが、二人合わせると何とも間口が広い。

しかしブログでは、別々の項目で、日々の活動をお伝え出来る、と張り切っています。

まず、私の本職・料理のことから。

 新橋烏森口にあった「馳走や倖三」を閉じてから、早いもので5年半になります。
11年の間、沢山のお客様にご贔屓を賜りました。 しかし、「新橋地区再開発」という時代の波には
勝てませんで、ここ練馬の一隅に居を構え、“結”を開設したのです。

 今の活動の中で、一番面白く、有難いのが茶懐石を提供すること。  女房の亡母が長く表千家の教授をしていたものですから、幸いなことに、質素ながらも一通りの設えが我が家にございます。
それで、我が家ではほぼ二ケ月に一度の割合で、お茶事の稽古が行われておりまして、 これに、
私が懐石を造る訳です。
 
 気のおけない仲間と、実にしっかりと稽古をつけて下さる先生(私どもでは“ご指南さま”とお呼び
しています)との気合はぴったりと合って、前日の「仕込み」には、何人かのメンバーが、集まるの
です。 ほとんど「懐石料理教室」の様相。

 上に掲げましたのは、「八寸」といいまして、懐石を頂く上でのハイライト、「千鳥の盃」の折の
料理・設えです。

 茶道の稽古は、この「茶事」を楽しむためにするものでございます。
 とは言え、いざやってみようとなると、庭の掃除から始まって、道具の取り合わせの工夫、懐石の
献立を考えての調理、道具の出し入れ、と なかなかの手数ではございます。
がしかし、慣れてみればこんな楽しいものはない。

 ですが、中でもお茶を嗜む方々を悩ませるのが「懐石料理」でしょう。 素人さんには、そう簡単
には相対することに気おくれがする。 そこで、私ども職人の出番、となる訳です。

まあ、そんなことで、我が家での稽古茶事に加えて、最近ではぼちぼちと各方面からのご注文が
ございます。有難いことでして。
 慣れた自分の台所で造りました料理を、先方様へお届けするのは、それほど大変なことでは
ないのですが、緊張するのは「いざ、本番」で、お茶事の流れの中へ、自然に滞りなく料理を
お出し出来るか、という瞬間ですね。 茶事というのは、タイミングがすべて・ですから。

 ですから、まずは初回のお打ち合わせに始まって、大体、どんなお器をお使いになるのか、とか
(逆に「倖さん、今回はどんなお料理?それによって器を選ぶから 」なんて場合もございます。)
ご注文主のお茶人さんとの、心の通い合いが仕事の成功の鍵。
こういう所が、大変でもあるけれども、料理人の最大の楽しみでもあるのです。

 ご注文主の先生と、そのご社中の方々又は、お客様方に「美味しかったよ」とのお言葉を
頂ければ、本当に幸せな気分になる、という次第。

 こういう日に、助手に召し連れた者と(大抵は無給の助手・女房でありますが・・・)傾ける打ち
上げの“一杯”は、至福の味が致します。

 茶事はお流儀を問わないと申しますから、一度、どうぞ“結の稽古茶事”を覗いて下さい。
お待ちしています。

                    “結” 亭主  倖三

 →お問い合わせはこちらまで


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